彫刻刀は娘が小学4年生の時の図工の授業で使い始めました。
使い始める前に小学校から彫刻刀の注文用紙をもらってきました。
・彫刻刀は中学や高校でも使うだろうし、長く使える方がいいよね
・手を切ったりしないように安全面が考えられているものがいいな
・できれば価格が安いほうがいいし
彫刻刀を選ぶポイントは
- デザインや柄
- 材質
- 安全性
- 価格
などの違いがあるのでどれがいいのか迷ってしまいますよね。
私と娘が選んだのはハイカーボンステンレス製彫刻刀です。
実際に娘が使った感想もご紹介しますね♪
彫刻刀の材質の違い
学校からの注文用紙に掲載されている彫刻刀の材質は4種類ありました。
- 全鋼製(ぜんこうせい)
- 付鋼製(つけはがねせい)
- ステンレス製
- ハイカーボンステンレス製
1.全鋼製(ぜんこうせい)彫刻刀
全鋼製(ぜんこうせい)彫刻刀の特長は
- 材質に一般的な鋼を使用している
- 通常使用には十分な切れ味を持ちますが、やや耐久性に劣る
- 全体的に硬いため研ぐ際に時間がかかる
- 手に入りやすい材質なので、コストパフォーマンスがいい
- 研ぎ直しができる
私が小学校で使っていたのもこの全鋼製の彫刻刀でした。
中学校、高校でも使っていて多分今もどこかにあるくらい長持ちしています。
今でも1,000円もしない価格で買えますよ♪
2.付鋼製(つけはがねせい)彫刻刀
付鋼製(つけはがねせい)彫刻刀の特長は
- 2枚の金属が合わさって構成されている
- 下層には硬い(特殊鋼)を使用し、その硬さゆえの「もろさ」を補うため、上層には粘りのある(軟鉄)を使用している
- 上層の軟鉄のおかげで研ぎやすい反面、汗や水分に弱いため、使用後は乾いた布などでお手入れをする必要がある
全鋼製(ぜんこうせい)よりも耐久性がありますが、少し価格は高くなります。
3.ステンレス製彫刻刀
ステンレス製彫刻刀の特長は
- ステンレスは鉄を主成分として、これにクロムやニッケルなどの元素を含有させた合金
- 錆びにくいのは鉄にクロムを添加することで表面に非常に薄い酸化皮膜をつくり、周辺環境と反応しにくくなり耐食性が強くなるため
一般的には、クロムを約11%以上含有させた鋼をステンレスと定義されていますこれはクロムが約11%以上になると、サビにくさ(耐食性)が飛躍的に向上する性質から来ています
ステンレス製彫刻刀は価格的には高めになります。
ステンレス製彫刻刀は切れ味的にやや劣ると言われていますが、全鋼製と付鋼製のように研ぎ直しの必要がないのは助かりますよね。
錆びたり、刃こぼれして切れ味が悪くなった彫刻刀を使うよりも安全かもしれませんね。
4.ハイカーボンステンレス製彫刻刀
ハイカーボンステンレス製彫刻刀の特長は
- ハイカーボンステンレス製はステンレス製の刃の中でもプロ仕様の洋包丁やナイフ、高級はさみなどに使われる高級刃物用ステンレスを彫刻刀に向くように開発された材質
- 高強度、耐摩擦性、強靭性を兼ね備えたステンレス刃
メーカーによってはステンレス製はこのハイカーボンステンレス製になっています。
ハイカーボンステンレス製で安全ガードのついた彫刻刀を選びました
結局、材質はハイカーボンステンレス製の中で娘がバッグのかわいさで選びました
安全面が考えられていて安全ガードが付いています
横から見ると刃が少しだけ出ている状態
安全ガードは取り外しができて外すと、この状態
グリップがソフトラバー製なのですべりにくく握りやすいです
安全ガードが付いていれば絶対に安全というわけではありません。
当たり前ですが、削る先に手を置かないように気をつけてくださいね。
小学校で使う彫刻刀セットの選び方のまとめ
結局、彫刻刀を使ったのは小学4年生の間で1回だけでした。
しかも娘は
「安全ガードがじゃまで削りにくい!」
と言って安全ガードを外して使っていました・・(笑)
私も試しに使ってみましたが、ちょっと手元が見えにくくて削りにくかったです。
安全ガードはなくてもいいかもしれません・・
材質によって価格に差があるとはいえ、注文用紙に掲載されているのは
・安全ガードが付いていたり
・デザインに凝っていたり
するので結局そこそこの価格になっていますよね。
うちの娘はみんなと同じようにしないと嫌がるので学校で注文しましたが、Amazonや楽天で、もっといろいろ安い彫刻刀がありますよ♪
お手入れや研ぎ直しの必要がある彫刻刀は、長持ちするとはいえ多分しないんじゃないかな・・
と思うのでステンレス製で良かったと思います。
参考にしていただければうれしいです♪
左利き用と右利き用があるので気をつけてくださいね